拓殖大学 政経学部法律政治学科 奥田ゼミ

【公開日】2026年2月

企業からも高評価!キャリア体験プログラム

奥田教授(前列左から2番目) 2025年、ゼミ生とモンゴル研修にて。

今回のtobiraニュースは、tobiraキャリア体験プログラムを3年 連続で実施していただいている拓殖大学の奥田教授にインタビ ュー!
tobiraでは企業と学校をオンラインでお繋ぎし、学生が企業の課題に取り組み、考えた企画を発表する授業も行なっています。奥田教授のゼミの2、3年生が受講し、企業の方から絶賛される企画がいくつも出ており、実際に採用されるなどの事例も生まれています。
ご参考にしていただけますと幸いです。

 

キャリア体験最優秀者プレゼン動画集
https://ikujisoken.com/award/

ーtobiraキャリア体験プログラムの実施を決めた背景・理由

学生の多くは、じつは自分の親の職種を知っていても、職務内容は全くと言ってよいほど知らず、「なにをどのようにして働く」のかを理解しないままに就活を行っているのが実態です
tobiraのキャリア体験では、企業の方から直接に業界や業種の内容を詳しく伺うことができ、しかもその企業にとって最も解決したい事柄に関する企画立案という重要な作業を体験させて頂けるということに、最大の魅力を感じました。また、大学の就職課主催の就活イベントでは実現できない内容であり、ゼミナールだからこそ実施できる点も、学生の教育効果は得られると確信しました。

ーtobiraキャリア体験プログラムを実施するにあたり、工夫したこと、気をつけたこと

若いうちは、見ず知らずの社会人に接する機会がほとんどありません。とくに近時は通信技術の急速な進歩による社会変化に伴って、人的交流の範囲が極端に狭くなり、目上の人と直接交流する機会も大幅に減っています。したがって、オンラインとはいえ、初めて接する社会人の方々に失礼のないように、事前に社会人としての最低限のマナーを伝えています。その過程で、驚くほどにマナーが欠如していることにも気が付き、なるほど新入社員研修というものの必要性を実感しました。

ーtobiraキャリア体験プログラムを実施して良かった点

何よりも学生たちが楽しみながら、しかし真剣に課題に取り組んでくれたことです。
平素のゼミナールの報告や議論では発揮できていなかった潜在能力の存在を、自他ともに認めるに至った学生も多々おり、教員としてはとても良い人物観察の機会になりました。
また、彼らの特有の視点や若者の感覚というものも、理解して納得することができました。とくに、学生が勉強以外の分野で、どのようなことに価値観を見出し、日々の時間の多くを割いているのかも知ることができ、今後の教育に裨益すること頗る大であると実感できた点は大きな収穫です。

ーこれまでのtobiraキャリア体験プログラムで印象に残っていること

ある企業さんが、キャリア体験プログラムでのプレゼンの中から優秀と評価した企画を、自社の事業として採用してくださったことです。これは学生にとっては文字通りの「キャリア」につながりました。
また、このことを本学のホームページで紹介してもらったところ、後日に大学職員から高校や受験生から反応があったことを側聞しました。つまり、キャリア体験プログラムが、大学の学生募集等においても有益であり、思いがけない効果があったことがわかり、とても印象に残っております。

ーtobiraキャリア体験プログラム受講前と受講後で学生の変化

学生のプレゼンテーション能力や、物事を見る視野が格段に広がったことは確かです。
もともと、プレゼンテーション能力にはかなりの個人差がありましたが、キャリア体験プログラムを受講することでその差が格段に縮減しました。プログラム自体は合計で3週間という短期間ですが、それでも濃密に相互に切磋琢磨することができたからなのかもしれませんが、本当の理由はよくわかりません。
このプログラムを通じて、社会に出る前の若者の能力が飛躍的に向上したことは間違いないようです。

ー学生と接する時に大切にしていること、学生時代に学んでほしいこと

あふれかえっている情報を適切かつ的確に取捨選択できるように、物事をさまざまな角度から解説するようにしています。
とくに、近時は、「白か黒か」、「善か悪か」、「右か左か」という二者択一的な思考方法に流されがちです。しかし、じつはどちらも正しくも誤りでもなく、本来は多種多様であることが正解だということに気が付くように、自分自身をできるかぎり中庸に置くように心がけています。
学生には、学問研究や実体験を通じて、「何事も疑うことから始める」という態度を学んでほしいと願っております。