中央法規出版株式会社

【公開日】2025年4月

「なぜ?」「どうして?」という気持ちを大事にし、自分なりに調べたり聞いたりすることで、将来の進路や夢につながるヒントを見つけてほしいと思います。

書籍の編集者 塚田太郎先生

tobiraの開催を多方面で支えてくださっている中央法規出版様は、“信頼性の高い情報発信”を強みとした出版事業を展開しています。福祉や介護、医療の分野はもちろん、食や環境、子育て、教育関連など、暮らしに役立つ書籍を手掛けられており、また、動画コンテンツやアプリなどのデジタル教材の開発にも注力されています。今回はそんな中央法規出版様にお話をお伺いしました!

ーtobiraに協力している理由

中央法規出版は、「暮らしの安心を支え、信頼され続ける企業を目指す」という経営理念のもと、種々の出版活動を通して社会に貢献してまいりました。次世代を担う子どもたちにも、「自ら情報に触れ、学ぶ大切さ」を知ってもらいたいと考え、tobiraに参加させていただいています。
編集者の仕事は表からは見えにくい部分も多いといえますが、社会の課題やニーズをいち早くキャッチし、多くの人にわかりやすく伝えるという重要な役割があります。tobiraでの授業を機会に出版物により触れてもらえると嬉しいです。

ーtobiraに協力して良かった点

授業をするにあたり、資料などを作成することにしましたが、これらをやってみると、これまでの自らの仕事の進め方を振り返るよい機会となりました。
また、なぜ編集者になりたかったのか、今の会社で働くことを決めたのか、初心を思い出す時間にもなり、自分がつくってきた一冊一冊の過程を思い返して感慨にふけってしまいました。
「どのようにしたら伝わるか」を考えることは、編集者の仕事に直結することでもあり、授業のたびに新しい発見があり、勉強させていただいています。

ー一番思い出に残っている授業

どの授業も思い出深く忘れるものではありませんが、質問を多くいただけると、興味をもってもらえたのかなと嬉しく思い、印象に残っています。
うまく答えられていないときも多いと思いますが、聞いている皆さんが一生懸命にうなずいたりしてくれていると、ただただ笑顔になります。
普段、小中学生の方たちと話したりする機会があまりないのですが、質問やいただいた感想などを通して考えさせられることも多く、そのようなときにはできるだけ次の授業などに活かせられるよう、さらなるブラッシュアップに取り組んでいます。

ー子供の時に知っておいてほしいこと

編集者の仕事は「疑問を持つこと」と「深掘りすること」がスタートです。子どもたちにとっても、「なぜ?」「どうして?」という気持ちを大事にし、自分なりに調べたり聞いたりすることで、将来の進路や夢につながるヒントを見つけてほしいと思います。
また、今はインターネットやSNSなどでさまざまな情報が手軽に手に入りますが、その中には誤った情報も含まれます。編集者は「確かな情報を見つけ、読み手にわかりやすく届ける」ことが仕事です。どのような仕事をするにしても、情報の真偽を確認し、自分の頭で考える力を身につけることは将来必ず役立ちますので、頭の片隅に置いておいてほしいです。

ー学校・子ども向け出版物のご紹介

発達障害やひきこもり、医療的ケア児、ヤングケアラーなどをテーマにした書籍は多数出版しており、その理解、支援等についてわかりやすく解説しているので、学校の先生方にも役立てていただける内容になっていると自負しています。 子ども向けの書籍はそれほど多くはないのですが、今春、小学校低学年の子どもを対象に、さまざまな状況にある子どもたちを紹介する『わたしの声をきいて』というシリーズを創刊する予定です。
学校の図書館、公共図書館などで読めるようになると思いますので、もう少しお待ちください!

ー学校の先生に伝えたいこと

小中学校の授業では普段あまり扱わないテーマでも、総合学習や探究学習の題材になり得ます。
特に私たちが携わることが多い福祉や介護、医療の分野は、制度が頻繁に改正されるため、リアルタイムで追いかけることが難しいです。
先生方が授業の中で「こんな制度改正があったらしい」などの話題提供を行うことで、子供たちが社会や法律に興味を持つ大きなきっかけになります。その際、中央法規出版が蓄積してきた知識や事例を、授業づくりのヒントとして取り入れていただければと思います。